車の小さな傷や擦り傷は、適切な方法を使うことで簡単に目立たなくすることができます。
ただ、車の傷の補修材はコンパウンド、ワックス、タッチペン、クロス、スプレー、パテ、シールなど様々な種類があります。
消したい傷やへこみの深さや範囲、傷のある場所、車種やボディカラーなどから自分の車に合ったものを選ばないと修理後に傷が余計に目立つなんてこともしばしば💦
補修材がたくさんあるのでとりあえずは「どれくらい深い傷か?」に着目して、傷の深さに合った補修材を使うと綺麗に修理できると思います。
傷の種類別におすすめの方法を紹介します。
目次
1. 傷の種類を確認する
傷の状態によって対処法が異なります。
- 浅い傷(クリア層のみの傷)
指で触れても凹みを感じないもの。
- 中程度の傷(塗装層までの傷)
色が剥げて下地が見えるもの。
- 深い傷(金属や樹脂が見える傷)
下地や素材が露出しているもの。
2. 傷を消す方法
浅い傷の場合
【方法1】コンパウンドで磨く
- 必要な道具:
- コンパウンド(研磨剤入りのクリーム)
- マイクロファイバークロス
- 手順:
- 傷の周辺を洗車して汚れを落とす。
- コンパウンドをクロスにつけ、傷に沿って優しく磨く。
- 磨き終わったら、仕上げ用クロスで拭き取る。
- おすすめ商品:
- ソフト99「コンパウンドトライアルセット」
- WAKO’S「リキッドコンパウンド」
【方法2】傷消しワックスを使用
- 必要な道具:
- 傷消し用ワックス(スクラッチリムーバー)
- 手順:
- 傷の部分にワックスを塗り込む。
- クロスで均等に伸ばして磨く。
- おすすめ商品:
- ソフト99「傷消しワックス」
- プロスタッフ「キズクリアプレミアム」
中程度の傷の場合
【方法1】タッチペンを使用
- 必要な道具:
- 車の色に合わせたタッチアップペン
- 仕上げ用コンパウンド
- 手順:
- 傷の周辺を洗浄し、乾かす。
- 傷部分にタッチペンで薄く塗る。
- 乾燥後、コンパウンドで仕上げて平滑にする。
- 注意:
タッチペンの色が車体と合わない場合、目立つ可能性があるため、車のカラーコードを確認して購入。
【方法2】補修用クリアフィルム
- 必要な道具:
- キズ補修用透明フィルム
- 手順:
- 傷部分をきれいに拭く。
- フィルムを貼って傷を目立たなくする。
深い傷の場合
【方法1】パテと塗装の補修
- 必要な道具:
- 補修用パテ
- サンドペーパー(#400〜#2000)
- タッチペンまたはスプレー塗料
- 手順:
- 傷部分をサンドペーパーで滑らかにする。
- パテを塗り、平らに整える。
- 乾燥後、塗装を行い最後にコンパウンドで仕上げる。
【方法2】プロに依頼
- 自分で修理が難しい場合は専門業者に依頼するのが最善です。
- 料金目安:
- 小さな傷:5,000円〜10,000円
- 深い傷:20,000円〜50,000円(部分塗装の場合)
3. 傷を防ぐための対策
カーフィルムやプロテクションフィルムを貼る
ボンネットやドアミラー部分など、傷が付きやすい箇所を保護。
こまめな洗車とワックス掛け
汚れが傷になるのを防ぐ。
駐車時に注意
駐車場で隣の車との間隔を十分に取る。
アドバイス
小さな傷は市販の製品で十分対応可能ですが、大きな傷や深い傷はプロに依頼する方が仕上がりが美しくなります。修理前に傷の種類と深さをよく確認してください☆