車の査定には大きく分けて「オークション」と「店舗買い取り・販売」の2通りがあります。
逆に
中古車オークションは業者間で車両を売買するための大規模な取引会場です。これらのオークション会場では多くの中古車が取引され、ディーラーや中古車販売店はここで車両を仕入れることが一般的です。
以下に、中古車オークション会場について詳しく解説します。
目次
中古車オークション会場の主な特徴
業者専用
- 一般の消費者は直接参加できません。
- 参加するには中古車販売業者の資格(古物商許可証など)が必要です。
車両の種類が豊富
- 軽自動車から高級車、輸入車までさまざまな車種が取引されています。
- 出品される車両はリースアップ車、買取車、事故車など多岐にわたります。
全国規模のネットワーク
- オークションは全国に複数の会場があり、近年はオンラインオークションも普及しています。
主な中古車オークション会場
日本には多くの中古車オークション会場があり、以下はその中でも主要な運営会社と会場です。
USS(ユー・エス・エス)
特徴
- 日本最大規模の中古車オークション会社。
- 全国に20以上の会場を展開。
- 最新のオンラインシステムも完備。
主要会場
- USS名古屋、USS東京、USS大阪など。
TAA(トヨタ・オート・オークション)
特徴
- トヨタ系ディーラーが主催するオークション。
- 良質な車両が多い。
主要会場
- TAA東北、TAA関西、TAA九州など。
HAA(ホンダ・オート・オークション)
特徴
- ホンダ系列のオークション。
- ホンダ車が中心だが他メーカーの車両も取引される。
主要会場
- HAA神戸、HAA九州など。
JU(全国中古自動車販売商工組合連合会)
特徴
- 全国の中古車販売業者が加盟する組合。
- 地方オークションの多くをカバー。
主要会場
- JU札幌、JU岐阜、JU福岡など。
CAA(シー・エー・エー)
特徴
- 全国に展開するオークション会場。
- 会場規模が比較的小さいが、効率的な運営が特徴。
主要会場
- CAA東京、CAA中部など。
一般消費者が利用するには?
一般の消費者が直接中古車オークションに参加することは難しいですが、以下の方法で間接的に利用することが可能です。
オークション代行業者を利用
- オークションに参加できる業者が代行で車を落札してくれます。
- 手数料がかかりますが市場価格より安く購入できる可能性があります。
購入前の事前確認
- 車両の状態や履歴(事故歴や修理歴)を確認してもらう。
- 出品表に記載されている評価点が参考になります(例:4.5点は高評価)。
オークション車両の評価基準
中古車オークションでは車両の状態を示す「評価点」が付けられています。
- 5点:ほぼ新車同様。
- 4点:小さな傷や汚れがあるが、状態は良好。
- 3点:使用感があり小修理が必要。
- R点:修復歴(事故修理)あり。
まとめ
中古車オークション会場は業者が車両を仕入れる重要な場所で日本全国に展開しています。一般の消費者が利用する場合はオークション代行業者を通じて車両を入手する方法が現実的です。