【エンジンオイルが減る理由】
・ピストンリングが経年劣化などにより摩耗すると、オイルが燃焼室に混入して燃料と一緒に燃えてしまう
・使っているうちにエンジンオイル自体に不純物が多く含まれていく事によって、パーツの接続部分を保護しているシール類やパッキンなども損傷しやすくなりここからオイル自体が漏れる
この2つの理由でエンジンオイルは減っていきます。
エンジンオイルは使用する過程でパーツから出るわずかな金属カスやスラッジなどが混入していきます。
エンジンオイルの性状が劣化すると、パーツ同士の摩擦も増えるうえに放熱効果も下がってしまいます。
なのでエンジンオイルは定期的な交換が必要な消耗品となっている訳ですね。
また、エンジンオイルはベースが3種類に分けられます。
「鉱物油」・・・・原油を精製して製造。耐熱性や耐酸性が低いためマメに交換が必要
「全合成油」・・・化学合成によって製造。高性能オイル
「部分合成油」・・ベースは鉱物油で全合成油を配合したもの。鉱物油と全合成油の中間。
もっとも多く使われているのが「鉱物油」です。
注意すべきは、全合成油の方が高性能で一見良さそうですが、全合成油を設計の古いエンジンに使用するとシールやパッキンなどがさらさらの全合成油に適合しておらず、入れたそばからエンジンオイルが漏れてしまう可能性があります。
そうするとエンジンの寿命も早めてしまうので、一概に高性能なオイルがいいとは言えないのでご注意下さい💨