普通自動車の名義変更（所有者変更）は車を購入したり譲渡した場合に必要な手続きです。
手続きは運輸支局で行い、必要書類の準備や税金の変更手続きも伴います。以下に具体的な手順と必要書類を説明します。
目次
普通自動車の名義変更手続きの流れ
① 手続き場所
- 各地域の運輸支局（陸運局）で行います。住所変更を伴う場合は新しい住所を管轄する運輸支局を確認してください。
② 手続きのタイミング
- 車を購入・譲渡してから15日以内に名義変更手続きを行う必要があります。
必要書類
① 共通で必要な書類
スクロールできます
| 書類名 | 詳細 |
|---|---|
| 車検証 | 車の現在の所有者から受け取る必要があります。 |
| 譲渡証明書 | 旧所有者が記入・押印。署名または実印が必要です。 |
| 印鑑証明書（新旧所有者分） | 発行から3ヶ月以内のもの。 |
| 自動車税・自動車取得税申告書 | 運輸支局で記入。 |
| 委任状（必要時） | 代行者が手続きする場合に使用。実印の押印が必要。 |
| ナンバープレート | 管轄が変更される場合、旧ナンバーを返却。 |
② ケースごとに必要な書類
| 条件 | 追加で必要な書類 |
|---|---|
| 所有者が法人の場合 | 法人印鑑証明書、登記簿謄本または印鑑カード |
| 住所変更を伴う場合 | 新旧住所が確認できる住民票やマイナンバー通知カード |
| ローンが残っている場合 | 所有権解除書類（ローン会社が提供）。 |
手続きの詳細手順
① 書類を揃える
- 新旧所有者で必要な書類を確認し、事前に準備します。
- 印鑑証明書は、発行から3ヶ月以内のものを用意してください。
② 運輸支局で手続き
1.書類一式を運輸支局の窓口に提出します。
2.ナンバープレートが変更になる場合は、古いプレートを返却。
3.新しい車検証が発行されます。
③ 税金関連の手続き
- 名義変更後、自動車税の支払い義務が新所有者に移行します。
- 運輸支局で自動車税の申告書を記入・提出します。
手続きにかかる費用
| 費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 名義変更手数料 | 約500〜1,000円（登録印紙代） |
| ナンバープレート代 | 約1,500〜3,000円（地域やデザインにより変動） |
| 委任状や書類代 | 数百円〜1,000円程度 |
名義変更時の注意点
印鑑証明書の有効期限
- 発行日から3ヶ月以内のものを使用してください。
旧所有者との連絡を確実に
- 譲渡証明書や印鑑証明書の不備がないよう、旧所有者との協力が必要です。
ナンバープレートの変更に注意
- 住所が変更になる場合、新しい管轄地域のナンバープレートが発行されます。
未納の税金がある場合
- 自動車税や取得税が未納の場合、名義変更手続きが進まないことがあります。
手続きの代行サービス
名義変更手続きを自分で行うのが難しい場合、行政書士や業者に依頼できます。
- 費用：5,000〜20,000円程度（地域や業者による）。
まとめ
普通自動車の名義変更は、必要書類を揃え、運輸支局で手続きすることで完了します。書類不備を防ぐため、事前にしっかり準備を行いましょう。また、管轄変更や住所変更が伴う場合は、ナンバープレートや印鑑証明の用意に注意してください。希望ナンバーの価格は4,000～5,000円ほどです。
