車の定期点検、しっかりやっていますか?
車の定期点検は車の安全性と性能を維持するために定期的に実施されるメンテナンスです。
日本では法定点検として定められており、車検とは異なり車を所有している間に必要な作業です。
定期点検についての詳細は以下。
定期点検の種類と内容
12ヶ月点検(1年点検)
実施時期:1年ごとに実施(新車の場合は初回車検までに2回目安)。
必須ではありませんが実施が推奨されています。
主な点検項目(法定点検34項目):
ブレーキ関連:
- ブレーキパッドやディスクの摩耗、ブレーキ液量。
タイヤ・ホイール:
- 空気圧、摩耗、ひび割れ。
エンジン・排気系:
- オイルの量・漏れ、排気ガスの状態。
灯火類:
- ヘッドライト、テールランプ、方向指示器の動作確認。
24ヶ月点検(車検時点検)
実施時期:車検時(新車購入後は3年目、以降は2年ごと)。
法律で義務付けられている点検。
主な点検項目(56項目):
12ヶ月点検に加え、以下も含む:
ステアリング系=ハンドルの操作系統、ステアリングギアのがたつき。
サスペンション=ショックアブソーバーやばね部品の状態。
排気系統=マフラーの取り付けや状態。
燃料系=燃料漏れや配管の状態。
定期点検の費用
12ヶ月点検:5,000~20,000円程度(車種や点検項目により変動)。
24ヶ月点検(車検と同時):車検費用に含まれることが多い。
- 車検費用例:50,000~100,000円+法定費用(重量税、自賠責保険)。
定期点検のメリット
安全性の確保
- 故障や事故のリスクを未然に防ぐ。
車両寿命の延長
- 部品の摩耗や劣化を早期に発見・対応することで車の寿命を延ばせる。
維持費の節約
- 小さなトラブルを早めに修理することで大きな修理費用を抑えられる。
売却時の価値向上
- 定期点検記録があると中古車査定でプラス評価になる。
定期点検の依頼先
ディーラー
- メリット:純正部品を使用し熟練した技術者が対応。
- デメリット:費用が高め。
民間整備工場
- メリット:費用がディーラーより安いことが多い。
- デメリット:信頼できる業者選びが必要。
ガソリンスタンド
- メリット:手軽で予約不要の場合も多い。
- デメリット:点検内容が簡易的になる場合がある。
定期点検を実施する際の注意点
整備記録簿の確認
- 点検後に記録簿を受け取り、次回の点検時期を把握しておく。
見積もりを比較
- 必要な整備内容や費用が適切かを確認。
不要な追加作業の確認
- 点検中に提案された追加作業が本当に必要か確認する。
定期点検のまとめ
車の安全と性能を維持するためには定期点検を怠らずに行うことが重要です。
実はハイブリッド車や自動制動など、システムが複雑になればなるほど不具合も出やすくなります。
自動車には常に自分の命を預けている状態なので、「最新モデルだからより安心だろう」と判断すると危険かもしれません💦
自分一人が死ぬだけならまだしも、他人を巻き込んでしまうと場合によっては自分の家族も道連れに非常に肩身が狭い思いをする事になりますしね😫
12ヶ月点検は任意ですが、遠出や長期間乗り続ける予定がある場合には事前点検が安心につながります。
定期点検に必要なものは「車検証」と「点検費用」くらいです。「整備手帳」もあった方がスムーズにいくと思います😄