前に「HV」や「EV」の違いについて記事にしましたが、電気自動車の充電にかかる費用がいくらぐらいなのかも気になりますよね💲
現在、電気自動車の充電方法は「普通充電」と「急速充電」の2種類あります。
今発売されている大体の国産電気自動車には両方の充電口が装備されています。
普通充電器は3~6kw程度の出力数しかないので、例えば日産のリーフは40kWh充電できるのでフル充電しようとすると13~7時間ほどかかることになります、
一戸建て住宅や集合住宅、ホテルなどに設置されている電気自動車用の充電設備は大体この「普通充電器」なので、たくさん走った後は長時間充電しておきたいところ。
急速充電器は20~150kwほどの出力があります。
なのでバッテリー容量が40kWhの日産リーフを20kwで充電すると2時間、40kwで充電すると1時間でフル充電になりますが、大抵の急速充電器は「利用は1回30分まで」と規制されています。
急速充電は出力が上がるほど自動車のバッテリーに負荷がかかります。
高速道路のSAやPA、道の駅やコンビニのEVステーションなどに設置されているのは「急速充電器」の方です。
充電完了までかかる時間の長さに驚きませんか?
初めて聞いた時、私はかなりビックリしましたw
でも、ガソリンを入れる時は基本的に満タンにすると思いますが、電気自動車は自宅でも充電できるので1回でバッテリーをフルにする必要はありません。
ガソリン車は給油の手間をできるだけなくすために「ガソリンがかなり減るまで乗って一気に満タンまで入れる」が基本的な動きでしたが、電気自動車は充電に時間がかかるところもあるため「こまめに充電」が正しくて効率良い補給方法になります。
そして、電気自動車の方がガス代は安いです。
次は具体的な費用について。
電気自動車の走行距離を平均「6km/1kWh」として、現在の電気代を「31円/1kw」とした場合、
600km走るとそのまま100倍して「3,100円」がガス代になります。
ガソリン車の場合、1リッターあたり20kmも走ると仮定しても、600km走るとガソリンが30リットル必要になります。
レギュラーガソリン1リットル160円とした場合、ガス代として「4,800円」かかります。
金額にすると1.5倍以上の差が出てます。
そしてリーフは40kWhの充電でWLTCモードで322km(メーカー発表値)走行します。
※WLTCモードとは市街地モードや高速道路モードなど、各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な試験法のこと。
なので実際はガス代にはもっと差が出るかと思います。
EVスタンドでの価格は
・普通充電:約2.5円/分
・急速充電:約15円/分
のように時間制となっています。
普通充電器で1時間入れると150円、急速充電器なら900円ですね。
急速は6倍くらい早いので妥当なところかと。
急速充電器で日産リーフを充電したとすると、1時間でフルになって900円。
すごくお得に聞こえる☆
あと、「自動車税の軽減」や「重量税の免除」などの税制優遇や購入時の補助金も今あるので電気自動車は現状ではかなりお得だと思います。
市役所などの公共施設などでEVスタンドを無料で使えるところもありますが、あれも「電気自動車の普及・利用促進」が目的だと思います。ガソリン車に比べると環境に優しいうえ無音ですしね。
電気自動車の充電器を自宅に設置する費用は、タイプによって異なります。
普通充電器には
・スタンドタイプ
・壁掛けタイプ
の2種類があります。
スタンドは充電用の建物を作るタイプ。
壁掛けはガソリンスタンドの給油ノズルのようなものを設置するタイプです。
設置費用としてスタンドタイプは50~100万円、壁掛けタイプは5~50万円くらいかかるそうです。
充電設備は自宅に絶対用意しないといけないものではないですが、やっぱり欲しいですよね🤤
寝る前に家で充電しておけると楽。
急速充電の設置には300~1000万円以上の費用と大掛かりな工事が必要のようです。
どちらにしろ電圧など、電気会社に確認が必須ですね。
上述もした通り、壁掛けタイプの充電器を設置してでも電気自動車の方がお得感がありますよね。
私も記事を書きながら自家用車を電気自動車に換えようか迷ってきましたw
現状はこんな感じですが、特に欧米や中国で急速充電の高出力化の研究開発が猛スピードで進んでいます。
なので充電時間はこれから確実に短くなっていくでしょうし、自動車のコードレス充電や自分で簡単に取り換えができるようなバッテリーなども出てくると思ってます。
バッテリーの予備があれば車ごと入る大がかりなステーションは不要になるし、それこそUSBで充電できるようになるかもw
今後の技術に期待☆