軽自動車の税金は主に次の3種類に分類されます。それぞれの税金について詳しく説明します。
目次
1. 軽自動車税(種別割)
概要
- 軽自動車の所有者が毎年支払う税金で、4月1日時点の登録者に課税されます。
- 車両の用途や年式によって税額が異なります。
税額(令和5年度以降の目安)
車両区分 | 年間税額(円) |
---|---|
四輪(自家用) | 10,800円 |
四輪(営業用) | 6,900円 |
二輪車(125cc超〜250cc以下) | 2,400円 |
原動機付自転車(50cc以下) | 2,000円 |
※エコカー減税適用車や13年以上経過した車は異なる税額になることがあります。
エコカー減税の適用
- 環境性能が優れた車(ハイブリッド車や電気自動車など)は新規登録時に税額が減免される場合があります。
重課(13年超の車両)
- 初度登録から13年以上経過した軽自動車は、税率が20%程度増加します。
例:自家用四輪 → 12,900円(通常10,800円)
2. 自動車重量税
概要
- 車検時に支払う税金で、車両の重量と経過年数によって金額が決まります。
税額(軽自動車の場合)
車検期間 | 通常車両 | エコカー |
---|---|---|
2年分 | 6,600円 | 5,000円 |
3年分 | 9,900円 | 7,500円 |
※13年以上経過した車は増税されます。
3. 自動車取得税(廃止済)と代替される環境性能割
環境性能割
- 新車や中古車購入時に課税される税金で、燃費性能に基づいて課税されます。
- 燃費性能の高い車(電気自動車、ハイブリッド車など)は非課税や減税対象です。
税率の例
燃費性能(基準) | 税率 |
---|---|
基準達成車 | 0%(非課税) |
基準未達成車 | 1〜2% |
軽自動車の税金を安く抑える方法
エコカーを選ぶ
- 燃費性能の高い車は環境性能割や重量税が優遇されます。
車両の年式に注意
- 古い車(13年以上)は軽自動車税や重量税が重課されるため、新しいモデルへの買い替えを検討した方が良いかもしれません。
用途に応じた車種選び
- 営業用軽自動車は自家用より税額が低めです。
まとめ
軽自動車の税金は購入時や所有期間に応じて様々な要素が影響します。燃費性能の良いモデルを選ぶことで維持費を抑えることができます。また、車検や税金支払い時期を把握しておくことでスムーズに対応できます。