🚗 車が冠水したときの注意点
大雨や洪水で道路が冠水した場合、「これくらいなら走れる」と判断して進入するのは危険です。
🌊 冠水した道路には入らない
水深が分からない場所では、できるだけ迂回しましょう。特に、
- 道路と側溝の境目が見えない
- マンホールのふたが外れている可能性がある
- 水の流れがある
- 前の車が進めていても水位が上がっている
といった状況では非常に危険です。
🚨 走行中に車が水没・停止したら
- エンジンが止まったら無理に再始動しない
- シートベルトを外す
- ドアが開くうちに脱出する
- ドアが開かない場合は、窓から脱出
- 窓も開かない場合は、脱出用ハンマーなどで窓を割る
- 車内に水が入り始めたら、車に留まらず安全な場所へ避難する
特に水が車内に入ってから慌てて脱出するのは危険です。
車が冠水・水没した場合は、車を動かそうとするより、早く車外へ脱出することが最優先です。
🚗車が冠水した時の脱出方法
① まだドアが開くなら
- シートベルトを外す
- すぐにドアを開けて脱出
- 水の流れや周囲の状況を確認し、安全な高い場所へ移動する
② ドアが開かないなら「窓」
車外の水圧によってドアが開かなくなることがあります。
- パワーウインドウが動く → 窓を開けて脱出
- 電気系統が使えるうちに、できるだけ早く開ける
③ 窓も開かない場合
脱出用ハンマーなどでサイドガラスを割って脱出します。
一般的な合わせガラスは割れにくいため、脱出用ハンマーはサイドガラス・リアガラスなど、車両に適したガラスを確認して使用してください。
「autogo」などのコンパクトで力が不要な緊急脱出ハンマーを車に載せておくとより安全です。
④ 車内に水が入り、ドアが開かない場合
車内外の水位が近づくと、ドアにかかる水圧の差が小さくなり、ドアが開けられる可能性が高くなる場合があります。
ただし、そこまで待つのは非常に危険です。窓からの脱出を優先してください。
🚨 やってはいけないこと
- ❌ エンジンをかけ続ける
- ❌ 水が流れている道路を無理に走る
- ❌ ドアが開かないのに何度も力任せに開けようとする
- ❌ 車内に留まって水位が上がるのを待つ
- ❌ 流れの強い場所へ泳いで移動する
「シートベルト → ドア → 窓 → 脱出用ハンマー」の順で、使える脱出口を素早く確保すると覚えておくとよいです。
もし今まさに冠水した車の中にいる場合は、119番などに救助を要請しながら、可能な限り早く車外へ脱出してください。
車の冠水はどこまで大丈夫なのか?


結論からいうと、「この水深なら絶対大丈夫」という基準はありません。車種や水の流れによって危険度が変わります。
目安としては次のように考えると比較的安全です。
| 水深の目安 | 状況 |
|---|---|
| 10cm程度 | 低速なら走れることが多いが、ブレーキ性能低下などに注意 |
| 20cm程度 | 車種によっては注意が必要。水の流れがある場合は危険 |
| 30cm程度 | かなり危険。基本的に進入しない |
| 50cm程度 | エンジン停止・電装系故障・車両の浮き上がりなどの危険が高い |
| ドア下部~ドア中央付近 | 走行せず避難を優先 |
水の深さに注意がいきがちですが、「水の流れ」もかなり危険です☢
車体が水に流されてしまうともちろんブレーキもききません。浅く見えても流れによって車が動かされたり、道路脇の側溝・マンホールが見えなくなっていたりするので注意が必要です。
⚠️ 「タイヤの半分までなら大丈夫」は危険
よく「タイヤの半分くらいなら大丈夫」と言われますが、車種によって吸気口の位置や電装部品の位置が違うため、一律には判断できません。
また、対向車や前の車が起こす波で、実際の水深以上に水が車内やエンジンルームへ入り込むこともあります。
冠水した道路は、基本的に「入らない」が正解です。
⚠️ 冠水した車は、その後も要注意
水が引いたあとでも、自分でエンジンをかけないでください。電気系統のショートやエンジン内部への浸水によって、故障・発火する危険があります。
保険会社やロードサービス、整備工場などに連絡して点検を依頼するのが安全です。

